世界経済

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相互関税後の貿易パターン~ベトナムは迂回輸出で完全にクロ?

このところ、イラン攻撃とホルムズ海峡封鎖が海外ニュースのトップを独占していて記憶の彼方になってしまいましたが、去年の今頃は相互関税が話題を独占していました。2025年の世界の二国間貿易データも出そろったので、関税前後の貿易パターンの変化をレ...
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IMF WEOの高市財政への見方を因数分解してみる

以前、4月に出たWEOを使って、世界経済全体の見通しを整理したのですが、今回は日本の財政に絞って見てみようと思います。私自身は「責任ある積極財政」には慎重な立場なので、バイアスがかかっているかもしれません。その辺り、割り引きながら、しばらく...
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IMF WEO 2026年4月版:イラン問題の影響って、こんな程度なのか?

恒例のIMF世界経済見通し(WEO)の2026年春バージョンが出ました。もう少しドラスティックなイラン問題の影響などが見られるかと思ったのですが、まぁ、ほぼほぼ平常運転に近い感じでしょうか。少し報道等より細かく、前回バージョンからの変化等を...
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日本人働かない問題?

「働き方改革」の必要性が叫ばれ、時間外労働規制などの改正が行われてきた日本ですが、最近は逆に人手不足の強まりから、働きたい人は働いてもいいじゃん、という声も聞こえてきました。日本人は本当に働きすぎなのか、もしかすると、実は日本人は働いていな...
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高市予算、言うてることと、やってることが違うやん!

最近、直接的な言及が減りましたが、高市積極財政のひとつの柱が「プライマリー収支目標の修正」。この辺り、何度か批判的に記事を書きましたが(①、②)、その関連で「単年度収支均衡目標」と「複数年度目標」について、少し具体的に確認をしておこうと思い...
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足元のアメリカの州別経済状況~トランプに投票した州は潤ったのか?

トランプ2.0が始まって、まだ1年ほどしか経っていないのが信じられません。本人は政権の政策実績をしきりと喧伝していますが、国民が政治に最も望むのは経済、自分の生活の安定と向上です。とりあえず2025年第3四半期までの経済データ、通年の雇用デ...
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サナエノミクス財政の根っこの考え方(2):世界各国の財政の歴史

前回は日本の財政について、過去の歴史を眺めてみました。今回は世界全体で見て、財政安定化、逆の不安定化のエピソードを抽出して、少し分析をしてみようと思います。特に高市財政が目指す「財政支出による経済成長を通じた債務安定化」、「金利<成長率のた...
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サナエノミクス財政の根っこの考え方(1):r<gなら財政破綻はない?

異例の高支持率で出発した高市政権。「台湾有事」でちょっと混乱していますが、経済運営の方針も少し見えてきたところ。総合経済対策パッケージには辛めの評価も目につきますが、かつての主張に比べると、かなり中道になってきた感じはします。今回は「サナエ...
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IMF WEO2025年10月版:日本はトランプ関税の影響をかなり回復したみたい

毎年2回、春と秋恒例のIMF世界経済見通し(WEO)が出ました。まぁ、毎回、そんなに劇的な修正がなされるわけではないのですが、今回も少し中身を見てみます。昨年秋バージョンはトランプ関税前、今年春バージョンは4月の相互関税後、今年秋バージョン...
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トランプ関税でインフレになるか?前回は中国は輸出価格を下げたようにも…

トランプ関税については色々な批判がありますが、その中でも「関税はインフレをもたらす」というものがあります。確かにトランプ関税はアメリカの輸入業者が支払うので、通常であれば関税分がそのまま消費者価格に上乗せされ、インフレ圧力となります。しかし...