2025年NISAの振り返り~完全にコモディティの年、暗号資産はざまぁみろ

新NISAの2年目が終わりました。2024年の大量流入の反動、さらにトランプ政権の誕生で、年初にはどうなるか懸念もありましたが、結果的にかなりの好成績だった感じ。

正月気分も抜けない状態なので、短く、ざっくりと振り返ってみることにします。

世界全体で見た相場の動き

NISA各商品の成績を見る前に、2025年の市場全体を概観しておきます。主要国の株式指数に加え、金・銀・銅のコモディティ、またビットコインの値動きを見てみます。いずれも年初の水準を100とした指数です。

2025年は完全にコモディティの年という感じでした。金価格の高騰が通常のニュースでさえ報じられていましたが、伸びで見ると銀のほうがすさまじい勢いでした。秋口ぐらいまでは金と銀が並走する感じでしたが、年末にかけて大きく銀が引き離して数馬身差でゴールしたという感じです。

銅は7月末に急落したせいもあり、年末時点での伸びは金、銀には及びませんが、それでも株式指数に比べてかなりの好成績です。因みに7月の急落は、トランプTACOが逆効果だったようです。それまで精製銅に50%の関税を課すといっていたのが、7月末にこの関税方針を撤回したことで、それまで値上がりを期待して買っていた投資家が、一斉に売りに出したことが原因だった模様。本当に迷惑な野郎だ。

ビットコインは最終的に大負け。年初にはトランプが自分やメラニアの名前を冠した仮想通貨を発行して大儲けをたくらむという動きもありましたが、10月以降になぜか急落。完全に素人の私は確たる理由を知らないのですが、ざまぁみろ、という気持ちは隠せません。

一方、各国の株価指数を見ると、韓国がトップ。香港、日本がそれに次ぐという位置づけでした。やはりAI関連株式の急上昇から、韓国の関連銘柄が上昇したのを反映しているのでしょう。その一方でウォンが大きく下げていて、97年の通貨危機の再来が懸念されているというのも、何か妙な経済ではあります。

とはいえ、トランプ関税の影響大と見られた日韓が、最終的には欧州、アメリカより高く終わったのは面白いところです。

NISA信託商品のパフォーマンス

ではNISAの各信託商品について、2025年の動きをまとめてみます。債券やリートは置いておいて、株式とコモディティを扱った信託商品のみで見てみます。単純に年間リターンとシャープレシオのパフォーマンス、株式は投資先地域により分けています。

やはりコモディティは優秀です。年間リターンで見れば60%程度のところに中央値があり、株式に比べて完全に上位にあります。シャープレシオ(リスク調整後のリターンの指標)で見ても、中央値は3を超えています。2を超えると優秀という評価らしいですから、かなりの成績だったと言えます。

株式の地域別で見れば日本株がいい結果となりました。高市政権の誕生自体がサプライズでしたが、これを受けての年末の伸びが反映された形です。高市財政については懸念なしとはしませんが(個人の意見です)、これが追加の後押しとなったのは間違いないですね。このまま伸びるとまではいかずとも、少なくとも急落に転じないことを祈りましょう。

北米とグローバル(もちろん大半は北米株式ですが)は、もちろんプラスで終えてはいますが、日本に比べると低成績で終えました。円安も進んだので、本来ならその分の評価額の嵩上げ効果もあるはずなんですが、イマイチな年でしたね。トランプのせいだと石を投げたい気分。

アジアは、中央値で見るとあまりよくないのですが、実は二極化が見られるようです。縦長のハコの中で、上の方と下の方に別のかたまりがあります。アジア向け株式の信託は70商品あったのですが、成績が悪いのはインド向けの投資商品が大半でした。2025年にはGDP総額で日本を抜いたとされるインドですが(昨年秋のIMF WEOでは2026年の見込みでしたが)、株式市場はあまりよい動きではなかったようです。

良い方には中国関係が多く(ちょっと意外ですが)、その間にベトナムという感じに見られます。複数国対象の商品も高パフォーマンスのグループに多いのですが、恐らくは中国株のシェアが高いのではないかと思います。

いつも通り信託報酬とパフォーマンスの比較も見ると、やはりプラスの関係は見られません。まぁ、一昨年に引き続き全体的には好調な年でしたから(4月の相互関税時の急落を除き)、ファンドマネージャーとしては腕の見せ所がなかったのかもしれません。今年は頑張ってね。

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